2011年4月17日日曜日
夜行バス
仙台への荷物の移動は、4 月に入ってからようやく動き出した引越便に任せた.ヤマト便や日通は 4 月に入っても下田から仙台までの輸送を受けてくれなかったので、ウンと言ってくれたアート引越センタ−に頼んで運んでもらった.東北新幹線はまだ全通していないので、自分の体の移動には自家用車または夜行バスを利用している.荷物の移送が必要な時には自家用車だが、東京圏から 5 時間、下田からだと 8 時間超かかる運転はやはりちょっと辛い.身ひとつで動くには、東京−仙台間の片道料金が 3,000-4,000 円程度の夜行高速バスの方が経済的だ.定期運行の路線バスではなくて、ツアー形式で客を募る高速バス便である.東北新幹線復旧前の今こそ書き入れ時と各地から観光バスをかき集めているらしく、かなり増発されている.私の乗車は、ふつう新宿西口から仙台駅東口に至る径路である.乗車のための集合時間になると深夜なのに周辺の歩道上は人で溢れ、ツアー会社ごとに点呼があって、自分の乗るべきバスの号車に各々が割り振られてゆく.4 列シートのトイレなしバスは途中 2 度ばかりサービスエリアなどで止まって、トイレタイムを設ける.その度ごとに車内の灯りがともされて、目を覚まさざるを得ない.寝心地の悪さと浅い眠りで到着時はふらふらだ.でも、経済的に『どこでもドア』的な空間移動ができるので、たいへんに重宝している.
登録:
投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになっ て、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし...
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
『われから絵本』が完成し、ついに世に出始めた. 『ワレカラ』は古今集や枕草子 にも名前が出てきて、むしろ古代の人々の間でよく知られた生き物だったようだが、残念ながら現代では知名度がかなり低い.そのワレカラを、絵本にしてみた. 絵は、 大学時代の同級生でもともとは両生類の研究者...
-
東京海洋大学で開催された国際甲殻類学会の東京大会はたいそうな熱気に包まれていた.世界各国から集まった研究者たちが其処此処で固まりあって話し合う姿が見られ,私たちもそんな輪の中に入って楽しい時を過ごした.研究材料を同じくするいわば同好の士が集うと話も尽きない.関連分野の研究のレベ...
-
図鑑に写真が掲載されているせいか、 ワレカラモドキは ダイバーさん たちによる認知度がけっこ う高い種類である. ワレカラの仲間とし ては 3 cm を超えるサイズのものも あって大きめだし、 シロガヤやアカ ガ ヤな ど大きめのヒドロ虫の群 体の茂みに 隠れているので、比較...